丹羽駅(にわえき)は、北海道瀬棚郡北檜山町字丹羽(現・久遠郡せたな町)にあった日本国有鉄道(国鉄)瀬棚線の駅(廃駅)である。電報略号はニハ。事務管理コードは▲141607。1984年(昭和59年)まで運行されていた急行「せたな」の停車駅であった。
歴史
- 1932年(昭和7年)11月1日 - 鉄道省瀬棚線今金駅 - 瀬棚駅間開通(全通)に伴い開業(一般駅)。
- 1979年(昭和54年)3月10日 - 貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物取扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)3月16日 - 瀬棚線の廃線に伴い廃止となる。
駅名の由来
所在地名より。当地には1892年(明治25年)に福島県会津若松から元会津藩士丹羽五郎(安土桃山時代の武将・丹羽長秀後裔)ら12戸が入植した。地名は丹羽の功績を伝えるため命名された。
駅構造
廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の北側(瀬棚方面に向かって右手側)に存在した。かつては島式ホーム1面2線を有していた。
日交観北海道に委託する職員配置駅で、駅舎は構内の北側(瀬棚方面に向かって右側)に位置しホームから少し離れた場所にあった。花石駅とほぼ同型の建物であった。
利用状況
- 1981年度の1日乗降客数は734人。
駅周辺
- 北海道道677号小倉山丹羽停車場線
- 丹羽郵便局
- 北海道檜山北高等学校
- 玉川公園 - 駅から北に約2km。会津白虎隊に因んだ碑が19基設置されている。
- 後志利別川
- 函館バス「玉川公園前」停留所
駅跡
2000年(平成12年)時点で空き地となっているが、駅周辺の農業倉庫は残る。2010年(平成22年)時点でも同様であった。また「37 1/2」のキロポストが残存していた、2011年(平成23年)時点でも同様で、駅前商店が閉店して残っていた。
隣の駅
- 日本国有鉄道
- 瀬棚線
- 神丘駅 - 丹羽駅 - 北檜山駅
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 特定地方交通線
- 丹羽族 - 幕末の会津藩士。丹羽五郎の父。
外部リンク
- せたな町公式サイト 丹羽五郎の生涯 - せたな町による開拓者丹羽五郎の紹介。




