カルボコン(Carboquone)は、かつてがんの治療に使用されていたエチレンイミン系化学療法剤である。肺癌、胃癌、卵巣癌、リンパ腫、骨髄性白血病など、さまざまながんの治療に使用された。日本では経口剤であったが、静脈注射や動脈注射でも用いられた。
1970年に三共の荒川順生らによって開発された。カルボコンは優れた抗がん作用を持つ一方で非常に強い副作用があるため、他剤を併用することでそれを軽減していた。
2005年3月に販売が中止された。
効能・効果
- 肺癌
- 悪性リンパ腫
- 慢性骨髄性白血病
作用機序
アルキル化剤に分類される。
参考資料
外部リンク
- Carboquone (MedKoo Biosciences)
- Carboquone (DrugFuture.com)
関連文献
- Medicinal Chemistry of Anticancer Drugs (Google books)
- Pharmaceutical Manufacturing Encyclopedia (Google books)




