西光院(さいこういん)は、埼玉県南埼玉郡宮代町にある真言宗智山派の寺院。

歴史

奈良時代、行基によって開山された。当初は法相宗の寺院であったが、後に天台宗になり、現在は真言宗智山派の寺院となっている。道を挟んで隣の五社神社の旧別当寺であった。

中世は岩槻城の城主太田氏の祈願所となっている。江戸時代は徳川家康が当寺住職日誉に帰依していたこともあって、寺領50石が与えられている。地元の新義真言宗の中心寺院として27もの末寺も擁していた。

明治初期には、現在の宮代町立百間小学校の前身である「進修小学校」が当院に置かれていた。1953年(昭和28年)の火災で堂宇や文書類が焼けてしまったが、現在は復興している。

文化財

国指定重要文化財

  • 木造阿弥陀如来及両脇侍像

宮代町指定有形文化財

  • 西光院中世文書(5点)
  • 西光院朱印状(12通)付御朱印箱(1点)
  • 絹本着色徳川家康画像
  • 粟田口焼葵紋茶碗

交通アクセス

  • 姫宮駅より徒歩10分。

脚注

参考文献

  • 稲葉博 著『関東古社名刹の旅(千葉・埼玉・神奈川編)』読売新聞社、1986年

西光院 京都市/京都府 Omairi(おまいり)

五社神社;埼玉県南埼玉郡宮代町東90:全国熊野神社参詣記

西光院本堂|卍西光院|埼玉県川口市 八百万の神

西光院 (埼玉県草加市新善町 仏教寺院 / 仏教寺院) グルコミ

西光院 川口市/埼玉県 Omairi(おまいり)