徳蔵寺(とくぞうじ)は、東京都品川区にある天台宗の寺院。

概要

天正年間(1573年~1593年)、梁誉道元によって開山された。

1850年(嘉永3年)に火災に遭い、建物や寺宝什器をすべて失ってしまった。その後、1856年(安政3年)に本堂が再建された。

1965年(昭和40年)、首都高速2号目黒線の建設のため、旧本堂を取り壊し、位置をずらして鉄筋コンクリート造の新本堂を新築した。

境内には、庚申塔、地蔵菩薩像(塩地蔵・三輪地蔵)、「諸国一の宮標石」などが置かれている。

墓所

墓地は境内から離れている。

  • 伝吉
天保3年(1832年)に72歳で亡くなった無名の庶民であるが、墓石に「極楽は西にあるとはいつわりか、皆身にあるぞ、おふ先の世も」という洒落た辞世を刻んでいる。

交通アクセス

  • 五反田駅または目黒駅より徒歩6分。

脚注

参考文献

  • 平野栄次 著『品川区史跡散歩 (東京史跡ガイド9)』学生社、1993年
  • 「上大崎村 徳蔵寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ53荏原郡ノ15、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763982/68。 

外部リンク

  • 徳蔵寺

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