豊島 近(とよしま ちかし、1954年7月17日 - )は日本の生物学者(構造生物学)。東京大学定量生命科学研究所教授。秋田県由利本荘市出身。

1978年東京大学理学部物理学科卒業、1983年同大大学院博士課程修了(理学博士)。1984年同助手となり、1986年にスタンフォード大学博士研究員、1988年にMRC分子生物学研究所研究員となる。1990年に帰国し、東京工業大学助教授に就任。

クライオ電子顕微鏡およびX線回折の手法による、筋小胞体カルシウムポンプなどのP型ATPアーゼのイオン能動輸送機構の解明で知られる。

受賞歴

  • 2009年 朝日賞
  • 2011年 山崎貞一賞 
  • 2015年 上原賞
  • 2016年 武田医学賞
  • 2016年 グレゴリー・アミノフ賞
  • 2018年 日本学士院賞・恩賜賞

栄典

  • 2015年 紫綬褒章

参照

  • Toyoshima Lab
  • Chikashi Toyoshima

脚注


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